なごや環境大学の共育講座に参加してきました。
前回4月の野外学習は庄内川でしたが、今回は豊田市の家下(やした)川に行ってきましたよ
講師は、作家で矢田川(移動)水族館館長兼、家下川リバーキーパーズの阿部夏丸さん。
夏休みの課題図書(2005年)にもなっている方なので、
ご存知の方もいらっしゃるのでは
「家下川」は読んで字のごとく民家のすぐ傍を流れる川で、
周囲に広がる田んぼの廃水が集まる三面コンクリートの川です。
今は乾田が終わり、ちょうど田んぼに並々と水を張る時期ということで、
田んぼから溢れた水で水量は多めでした。
広くて浅い田んぼの中で太陽に温められた水なので、
水温はちょっとぬるめです
阿部さんたちと一緒に童心に帰りながら捕まえた魚たちがこちら。
たくさん見える細かい魚がメダカです。
メダカのほかにもザリガニ、タナゴ、モツゴ、フナが入っています
こんな魚をを捕まえた方もいましたよ?
ライギョの子ども
阿部さんも、家下川で実際に捕まえたライギョを見たのは初めてとのこと
どうやら外来種のライギョが繁殖しているようです
今はまだ可愛い子ライギョですが、大人になると・・・
怪獣みたいな1メートル級の巨大魚になります。
カエルから、他の魚やザリガニまで何でも食べてしまう雑食性ということなので、
この川のメダカやモツゴたちが心配です
とはいえ、三面コンクリートという環境ながら、逞しく生きるたくさんの
生き物に出会うことができた今回の実習。
「川の悪いところばかりを見つけるのではなく、良いところを見つけて
身近な川を大好きになるところから始めよう」
という、阿部さんの言葉がとても印象的でした。
みなさんも機会がありましたら、ユーモアたっぷりの阿部さんの
楽しい川のお話をぜひ聞きにいってみてくださいね