水辺にもともとあった風と光を暮らしの中に取り入れ、自然の中にある街づくりを目指した住宅地が、越谷レイクタウン美環(みわ)の杜です。
こちらで、私たちは植栽のご提案と環境素材の製作とご提案をさせていただきました。ただ見た目だけで樹木を植えるのではなく、風、水、日、温度をコントロールできるように樹種選定から配植まで考え、また自然を害さない素材や施工方法を取り入れました。
花台のベンチは、夜には照明にもなります。不揃いな石がなんとも言えない明かりを演出してくれます。自然の石はすべて形が違うので、それぞれの家に一つしか無いオリジナルの照明ができます。
昼は花台やベンチとして、夜は照明として、一つのものがいく通りもの使い方ができ、無駄がないように設計しました。
ブロックは使用せず、石積みで全て土留めをしています。自然の色合いが住宅の壁面となじんでいます。
風の強い街なので、防風林で風をコントロールします。防風林には強い風を防ぎ適度に風を通すよう、枝はりが良い高木の樹種を選んでいます。
また、フェンスの手前に緑を配置することで、無機質なものも自然に溶け込めるようにしました。
自然石を利用したバードバスです。自然石であるため、このバードバスも各庭によって形が異なります。
このように、自然素材を使うことは、意図せずとも一つしか無いオリジナルのものができあがります。
色あせと腐れの少ない特殊加工を施した木材で製作した雨水タンクです。雨水の利用は、自然を取り入れた生活には欠かせません。庭の植物への水やりや、涼を呼ぶ水まきなど、水の量を気にすることなく利用できます。
比較的大きなものでも、自然素材を使うことで圧迫感が無く、風景と馴染むよう設置することができます。
御影石のオリジナル門柱です。光が当たると、石の表面の凹凸にによって影ができ、門柱にも表情ができます。
柱と柱の間の飾り石とガラスサインは、街区ごとに決まった色の物を使用しています。
同じデザインで色違いのものを使用することで、街の統一感が生まれると共に、実用的であるように工夫しています。