建物の外壁と同じ素材のタイルをエクステリアにも使用しました。
エクステリアの色を建物よりも少し濃くする事で、建物がより引き立って見えます。
さらに植物の緑が、全体にやわらかいイメージを与えてくれます。
アプローチの横にはタマリュウの築山をデザインしました。緑がとても鮮やかです。
洋風の家にも違和感ない和風の庭です。
贅沢な門まわり門まわりのアプローチには、贅沢に石を貼りました。
門から玄関まで向かうアプローチの途中に、板石でできた庭に向かう小道があります。
タマリュウの緑が小道をくっきりと浮き上がらせていて、奥を覗いて見たくなるような衝動に駆られます。
その奥には、しっとりと濡れたような表面が美しい、鉄平石の道が続きます。その板石と鉄平石でできた小道が
、訪れたものを奥の庭へと導きます。
また、縁側に腰掛けて見る庭や建物内部から見る庭は、見る者に癒しと寛ぎを与えてくれることでしょう。
それぞれの植物の配置を、上下左右にずらす事で、庭全体に奥行きがうまれます。
庭石、飛び石、沓脱石(くつぬぎいし)など、随所に配置した自然石が、和風の庭の景観をつくるポイントとなっています。
タマリュウの緑と敷石の白が、美しいコントラストを生み出しています。
タマリュウを植える部分を緩やかに高くすることで、床面にも立体感が出ています。
鉄平石の道は、曲がる部分でパターンを変え、変化をつけています。
また、敷石の色や大きさを変える事で、鑑賞される庭(舞台)と、鑑賞する者(観客席)を穏和に分けています。
自転車や車いすでも楽に出入り門扉の横にスロープを作りました。自転車や車いすでも楽に出入りができます。