庭を見て一番に目に飛び込んでくるのが、信楽で特別に作成した大きな水鉢です。
水滴が落ちるたびに、ゆれる水面が心を穏やかにしてくれます。
もともとあったものをすべて再利用することで、コストとゴミを削減しました。
それにより緑で覆われたタマリュウの築山に真っ白な白川砂利を使用し、大きな水鉢とのコントラストの妙を実現するという、
ちょっと贅沢感のある庭づくりができました。テーブルと椅子を置いたタイル貼りのテラスの色と、信楽の水鉢の色が同系なので、
洋風のテラスに和風の庭が違和感なく馴染んでいます。このテラスから見る庭は見事です。
元々あった石に穴を開け、オリジナルの立水栓をつくりました。隣の松と立てた石が、水墨画の風景のようにも見えます。
同じ石でもオリジナル照明とは違い、どこか近寄りがたい頑なな感じがするのが面白いですね。
庭を見て一番に目に飛び込んでくるのが、信楽で特別に作成した大きな水鉢です。
こうして見るとお神酒を飲む盃のようで、神聖な雰囲気のある素敵な手水鉢です。
細く長い筧と華奢な支えが、その水鉢とよく合っています。水滴が落ちるたびに、ゆれる水面が心を穏やかにしてくれます。
水鉢の後ろには、手前から低中高と高さの違う植物を植え、奥行と立体感のある庭になりました。
お風呂から見える庭を作りたいとのご要望で、もともとあった穴の開いた不成型な石をつくばいに利用して坪庭をつくりました。
この石が坪庭のアクセントとなり、面白味のある坪庭となりました。季節を感じられるよう、つくばいの周りには植栽を施しました。
春には菖蒲が咲き、秋にはモミジが紅葉する、通年楽しめる庭です。
お風呂の窓から見た坪庭です。モミジの新緑が美し見えく、流れる水音が涼しげに聞こえます。
庭を眺めながらのお風呂は最高ですが、お風呂に入りすぎて、のぼせないようにして下さいね。
ミカゲ石を使ったオリジナル照明です。夜には庭園を優しく照らしてくれます。
石でありながらどこかユーモラスで、見るものを楽しませてくれる形です。
ミカゲ石の白い色がタマリュウの緑を、一層青々と見せてくれます。